今回、初めて在宅看護に関わらせて頂き、病院の実習とは違い利用者様との関係が深く、利用者様の不安や疑問も言いやすい環境である事がわかりました。一人一人の利用者様と長く付き合っているからこそいつもと違う少しの変化に気付くことが出来たり、過去からの経過で良くなってきたところなどを伝えてあげられることが分かりました。また、点滴を行う上でも病院とは違い利用者様のご自宅には点滴スタンドがないため、利用者様のご自宅にあるもので点滴スタンドを作成する必要があったり、インスリンの自己注射の手技も出来ている部分は褒め、出来ていない部分でも利用者様の意欲を損ねないようこうすればもっと良くなるという風な伝え方をする工夫も重要であるとわかりました。
在宅看護は、利用者様のご自宅に訪問するため、ご家族との関係も重要となり利用者様だけでなくご家族も看護の対象になり、ご家族の負担などが無いかを聴取したり、利用者様が快適に生活できるよう、ご家族と共に方針を決定することも重要であると学びました。
今回、学生が短期間でも学びを深められるよう手技をたくさん経験させていただいたり、移動時間や休憩時間にも疾患に関する勉強をさせて頂きとても有意義な実習となりました。また、在宅看護のやりがいを感じることができ、とても楽しい実習でした。お忙しい中本当にありがとうございました。
実習では、利用者様とその御家族の療養生活に関わらせていただき生活を支えるという視点で生活背景や価値観などニーズを尊重し幅広い視点での支援を行い、信頼関係を築いていくことが必要不可欠だと感じました。
また訪問看護では、生活を中心としたその場にある物品を使うなど臨機応変な適応力が求められ、実際に利用者様のケアを通して学んでいくという実践型の実習をさせていただいたことで授業や講義を通じて学んだことを最大限に生かすことができる実習となりました。